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ペドロ・アルモドバル監督 『オール・アバウト・マイ・マザー』 1998 スペイン セシリア・ロス ペネロペ・クルス マリサ・パレデス アントニア・サン・フアン 死と生をもてあそばせたら右に出るものはいない監督だからこそのディテールへの眼差しが映画の密度を極限にまで高めている。まるで映画が発熱しているような。特典映像の中で監督がインタビューに答えていたけれど、本当はこの映画は奇人変人コメディーなのだ。だからこそ成り立った映画なのだ。 映画が好きで堪らないのだろう。役者に台詞を喋らせること、芝居をつけること、現場にいることが何よりも愉しいのだろう。生も死も映画のためにあるのだろう。もちろん喜びも哀しみも映画のために。性別さえも。映画が作りものから生きものに変貌する瞬間を腕の中で密かに愉しんでいる監督さんですから。 エンド・タイトルのデザインを観るだけでモチベーションを感じられます。
by costellotone
| 2011-01-09 08:26
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