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大森立嗣監督 『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』 2009 松田翔太 高良健吾 安藤サクラ 宮崎将 新井浩文 柄本佑 柄本明 ヤバイとかスゲエとかハンパないとかバカとかブスとかムカつくとかウザイとか言うヤバくもなくスゴくもなくハンパないことでもなくバカでもなくブスでもなくムカつきもしないウザくもない言葉たちが繰り返す毎に自らの意味をより希薄にし世界をより委縮させ出口が閉じられてしまったようで映画はそこからの脱出を試みるもブッ壊すと言った切り微かなヒカリさえも網走のコンクリートの壁に消える他なくやはり海に消えるモクズを見る羽目になる。だからこそ久しく青春映画を観てなかったなと言う感慨が第一印象になってしまう。海にパンする前にふたりは壁の向こう側を見ることはなかったが観客は何かを見なければいけないことを自覚することが出来ればそれだけでいい。 セリフが聞き取り辛いと言うこともあって役者の動きに神経を釘付けにしなければならない。これがヒリヒリとした一触即発の脆く危うい緊張感を孕んだ旅の時を最後まで維持出来た勝因になった。 熊切和嘉監督『海炭市叙景』でのジム・オルークのヒーリング・ミュージックのような掴み処のない音楽に辟易したがこの作品での大友良英のやはりどうとでも取れるような音楽に一見雰囲気的に理解度が増すように思われるがやはりはぐらかされた気分になって疑問を感じた。 喋らない宮崎将はやっぱりよい。
by costellotone
| 2011-01-22 08:45
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