そこに性悪の、ターバンを巻いたトルコ人が……

J.L.ボルヘス『伝奇集』 (岩波文庫)

a0091515_7124820.jpgいくつかの対決や決闘のモチーフは興味深いが、それ以外のほとんど理解出来ず。
「未来は現在の願望としてしか現実性を持たず、過去も現在の記憶としてしか現実性を持たない」
うーん。確かに必須の物語性も幻想性もあるのだが、ラテンものだからと言ってはたして今の僕におもしろいと言えるのか。
自分の中にはないマゾッホ的部分があると信じて読み終える。ただただ時間が過ぎ去っただけ。こうなって来ると何のための読書か解らなくなってしまうのだが、それでも立ち向かって行くのは何故だろう。
高校生の頃に読んだル・クレジオ、バシュラール、ユイスマン、バタイユなどを名を想い出す。想像力の翼は疲れ果て驚くほどに羽ばたけない。しかし忘却しようとする判断は抜群に早くなったと驚く。
気を取り直して次はドノソ『夜のみだらな鳥』へ。

by costellotone | 2011-08-24 07:21 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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