僕から僕たちへ

『ラテンアメリカ五人集』(集英社文庫)読了。

a0091515_737019.jpg先日読んだバルガス=リョサの長編『緑の家』はちょっぴり期待外れだったがここに収録された中編『子犬たち』は抜群の出来だった。
話の内容も奇抜かつセンチメンタルできらきらと輝いているが、少年少女たちの飛び跳ねる会話で綴られる文体が秀逸。
〈ちんこ〉、さあ行こう、泣かないでさ。

J・E・パーチェコの『砂漠の戦い』も同じく少年時代の甘く切ない話だが友だちの母親に恋をすると言う設定が凡庸。と言うよりも『子犬たち』の文章には太刀打ち出来ず影が薄い。
後の3人の作品は正直よく解らなかった。

by costellotone | 2011-09-03 07:38 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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