日曜日よりの使者

吉田修一『日曜日たち』(講談社文庫)読了。

a0091515_714853.jpg泣ける映画も笑える映画もいらない。小説もそうだ。
昨日の午後はザ・バーズとビー・ジーズを聴きながらベッドに横になってこの短編集を読んでいた。
幸福。
今一番うまい小説家だとつくづく思う。中でもこれは傑作だ。
例えば「明日、健吾は羽田まで父を送ってゆく。」と言う終わり方。
生きると言うことは続けることだ。そのためのヒントがこの作品集のひとつづつにある。それは希望ではないかも知れないがそれらをつなげる仕掛けもちゃんとある。
読んで。

P.S 高校生の頃はまった古井由吉の作品をまた読み直したくなった。『円陣を組む女たち』『杳子・妻隠』『行隠れ』『櫛の火』
『櫛の火』で思ったのだが生きていれが神代さん吉田修一原作で映画撮ったかな。
P.S. 中に出て来る「蛇崩川緑道」って歩いてみたくなる名前だ。
P.S. ドノソ『夜のみだらな鳥』がまた宙に浮いてしまっている。
by costellotone | 2011-11-01 07:19 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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