花村萬月 『百万遍 古都恋情』 (上・下) (新潮文庫)
石坂洋次郎とか富島健夫の官能的描写のある青春小説を読んでいるみたいで、狂おしく破壊的なものを期待していたので裏切られたようで欲求不満だが、それでも舞台が京都で去年通い始めて知った地名がいくつも出て来て、ある場所などは景色も思い浮かぶのでそれなりに愉しめたことも確か。 「進々堂」「イノダコーヒ」「六曜社」「ほんやら洞」「bluenote」「カルコ20」他喫茶店がやたらと出て来るのは京都がそう言う地だからだ。しかし「カビ」と言う店はネットで検索しても出て来なかった。著者と1歳違いと言うことでそれらの店で流れるロック、ジャズ、ブルース、フォークなどみな馴染みがあって共鳴しやすい。 前日譚『百万遍 青の時代』と後日譚『百万遍 流転旋転』も何時か読もう。
by costellotone
| 2012-04-05 08:12
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