メシ食うな!

a0091515_16411887.jpg町田康 『告白』 (中公文庫)

800ページ以上あったが3日で読了。初めてこのひとの小説を読んだが、侮っていた。町田町蔵は「INU」の頃から知ってるし、阿部薫の伝記を映画化した若松孝二監督『エンドレス・ワルツ』で主役を演じた時に新宿2丁目の蕎麦屋でいっしょにソバを食べた。見縊っていた。ただのキチガイではなかった。エンタメなキチガイだった。けれどもはたして無頼であろうか。そうだとしてもだらだらな徒である。本当に思弁的だろうか。そうだとしたらあまりにぐずぐずな考えである。このいい加減さが娯楽。
―弥五郎は、弱きを扶け強きを挫くというが、この人の場合は、自分を挫いている、しかもその自分は弱い。でもその自分を挫くときの姿勢は滅茶苦茶強気や。ということは、いったいこれは弱いのか、強いのかどういうことやね? わけ分からんわ、と思った。―
脳裏に「酢醤油」が来たのだ。北野田。
あー、おもろかった。

by costellotone | 2012-04-07 16:44 | 読書 | Trackback | Comments(2)
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Commented by yurinippo at 2012-04-10 13:17
>いっしょにソバを食べた。
えー、いいないいなー!
とはいえ、もし
「これから町田康とそば食べるからおいで」
と誘われても足がすくんで絶対行けないと思いますけど(笑)

「告白」は私が読んだ町田作品のなかでは一押しです!
2番目は猫エッセイ。
Commented by costellotone at 2012-04-10 15:36 x
でも無口で暗い印象しかないよ。眼だけがぎょろぎょろしていた。
他のも読んでみます。これ以上のものがないかも知れないと思うと辛いですが。
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