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アレクサンドル・ソクーロフ監督 『精神の声』 1995 露 「吉祥寺バウスシアター」で行われた「第5回爆音映画祭」で観る。 先ず何故この作品を「爆音」で上映したのか理解出来ない。ナレーションは声が割れるし金属音はキンキン頭に来るし足音は重低音だしで邪魔で集中して映画を観ることが出来ない。主催者は何処か間違っていると思う。(上映前にかかっていたニール・ヤングはよかった) 映画は5時間以上あったが釘付けにされた。特に第1話は1時間以上で4,5カットしかなく、それも大河が横たわる荒野の風景のみである。(ちょっとだけ顔がオーバーラップするが)それでも強力に映画を前へ進めて行く。やはり観る者が物語を作るように仕掛けてあるのだ。観る者はいろいろなことを考えるしかない。僕は、映画とは・演出とは・編集とは何かを考えながら最後まで観ていた。 音楽は武満徹。 Spiritual Voices by Alexander Sokurov
by costellotone
| 2012-07-04 21:34
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