僕の好きな戦争

a0091515_9273422.jpg古川日出男 『ベルカ、吠えないのか?』 (文春文庫)

『LOVE』に続いて2冊目。前者は猫だったが今回は犬。犬の系譜。
歴史を絡ませてとても興味深いのだけれども、『LOVE』の時に感じた読み難さがやはり気になる。多分癖になる悪文だろうが。多分僕が書く文章にも似ているので気に障るのだ。このひとの作品はみんなこうなのだろうか。次は『アラビアの夜の種族』をぜひとも読もうと思っているのだが。内容も表現も組み立て方も面白いのだが躊躇してしまう。
濃密で確固たる作りが後半ベトナムを過ぎたメキシコ、ハワイ辺りから緩慢になってしまったのが残念だがこれもこの作家の長所と見るべきなのかも知れない。どうも照れてしまってちゃかしが入る。
ところで『MUSIC』は未だ文庫化されないのか。猫どもが京都で戦争をすると言うあれは。

by costellotone | 2012-07-09 09:32 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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