苦ッ苦苦苦、苦ッ苦苦苦、青い鳥

a0091515_0252714.jpg伊藤比呂美 『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』 (講談社文庫)

父の苦、母の苦、祖母の苦、夫の苦、子の苦、犬の苦、押し分けて、大ヒットした『良いおっぱい悪いおっぱい』も『おなか ほっぺ おしり』も知らないが、こんな稀有なものを書くしととはしらなんだ。
熊本繋がりで石牟礼道子想った訳ではなく言葉の文章のリズムが不知火の海か。このふたりの『死を想う―われらも終には仏なり』も読むんだ。うん、町田康も読みたくなる。

ーおまえは掻きつづけているではないか、すべての夜を、長々と。
ーいえすべてメタファでございます。それをいうなら桃もメタファ、とげもメタファ、夫も母も父もメタファ、夏の暑さも冬の寒さも、すべてこれメタファな日常、メタファでないものは、わたしがわたしとして生きているというこの一点しかないのでございます。
ー「昼は一人で遊べども、日も入相のその頃は」
ー八面六腑の四苦八苦かも
ーわたしは信じる、「とげ抜き」の「みがわり」を、


P.S. と言う訳で文庫で出た町田康『宿屋めぐり』を持って5時間後京都へ向かう。
by costellotone | 2012-07-22 00:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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