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セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督 『メキシコ万歳』 1979 ソ連 『戦艦ポチョムキン』の評価が何故世界的に高いのかの本当の処は稚拙さの中にあるキュートな部分ではないか。そこが愛される所以ではないのか。 監督の没後に編集されたこの作品も一見ばからしい作りなのだがそこは監督の無邪気な好奇心が前面に表現され、今なら地方のテレビ局の名もないディレクターが作った異国紹介番組のようなものにさえ見劣りがするかも知れないが、妙な親しみを覚えるのが不思議だ。暗く冷たく厳しい時代と風景の中で生きて来た監督にとってメキシコはあまりにも眩しく生まれて初めて見た快楽的な風習や祝祭的な歴史に虜にされたのだろう。マタドールと仮面とリュウゼツランに。 と言ってもやっぱり恥ずかしいほど下手な映画だけどね。
by costellotone
| 2012-08-06 08:55
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