雨が降っているので川へは行けず家で学生が編集した『彌勒』を観る。
先ず僕がこのようなものを観れる状況にあることが嬉しい。 普通僕が編集する映画を他人が編集することはないのでそれを観ることはない。 僕はあるひとつの形に向かって編集しているつもりだが実はいくつもの形があることを知る。 こんなおもしろいことはない。僕の編集の欠点が浮き彫りにされる訳で、この場がない限り他の編集者にはこの愉しさは解らない。 授業で、積木のおもちゃで遊ぶように、と言っても解り難いとは思う。ほとんどの生徒はそれでもうまくつながること、スムーズに見えることを第一に考えてしまう。いろいろなアイデアで遊ぶのはその次だと。しかしつながりを考えるのはその人や社会のあるやなしやの常識あるいは既成を適用することで、その時点で遊びは減ってしまう。想像力は自ずと羽ばたけない。 ほとんど生徒が掴めないままなのに対してこのコは勝手に最初から遊んでいた。 多分小さな頃からひとり遊びが好きだったのだろう。 さてこのコが編集した映画についてだが、何ものも指摘することは避けなければならない。 この無邪気さ、自由さ、ナイーブさはとても脆いもので、ひとつ直せば簡単に全てが消えてしまう。それだけ刹那的に成立している。 これを誰かに見せたい。誰かにこの代わることの出来ないよさを解ってもらいたいと思う。 深夜女子のサッカーを観てから早朝に京都へ移動する。
by costellotone
| 2012-08-06 13:31
| 日記
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