そっからミイサンが顔出しとってんやんか。

a0091515_8255783.jpg上原善広 『日本の路地を旅する』 (文春文庫)

「部落解放同盟」の文字が書かれたヘルメットを見たのは高校生の時の集会。
しばらくして「同和」に関するいろいろな社会問題を知った。高額な「同和文献」や「名簿」を売り付ける商売や脅迫。えせ同和団体による詐欺。「同和利権」「同和成金」と言う問題。
小学生の頃に家の近くに「クズ屋」があり倒産した工場跡から銅線を拾って来ては買ってもらって小遣いにしていた記憶があるが、その家の辺りはボロボロの長屋が建っていた。(この長屋は今でもある)
そう言えばその頃は玄関に来てお金を要求する「ものもらい」(乞食)もたまに見た。
「部落」を「路地」に昇華させたのは中上健次であるが、その日本中の路地を旅しながら著者は日本の闇を越え、血を越え、こころの闇を越え、ひとの在り方へと到達する。

by costellotone | 2012-10-31 08:31 | 読書 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://costello.exblog.jp/tb/16702579
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< My Eyes Are Bur... 時の狭間で >>