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Everytime We Say Goodbye

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Everytime We Say Goodbye_a0091515_22203364.jpgダルデンヌ兄弟 『少年と自転車』 2011 ベルギー・仏・伊
トマス・ドレ セシル・ドゥ・フランス ジェレミー・レニエ エゴン・ディ・マテオ


音楽が鳴った瞬間がっくり来てしまったと言うのが正直な処だ。
この監督の作品は緊張感の持続が堪らない魅力なのに、と思うのは、音楽が観客の気持ちをひとつの方向に導いてしまうから。もちろん音楽の種類や入れる箇所、入れ方などあるから一概には言えないのだが。
しかしうまい。デリケートなシークエンスにきちんとポイントを置いて観客を引っ張って行く。
その分、初期の『イゴールの約束』『ロゼッタ』『息子のまなざし』のようなひとにべったりと寄り沿う姿勢(カメラ)は薄らいでしまっている。あまりに近くて、何時までも離れない。それが愛だったのかな。
少年の父親役のジェレミー・レニエは『イゴールの約束』のイゴール少年だったんだな。

by costellotone | 2012-11-08 22:22 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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