健康ナ身体ニ健康ナ精神ガヤドルトハ限ラナイ

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a0091515_7544933.jpg大江健三郎 『水死』 (講談社文庫)

アーヴィング『また会う日まで』との並走でいいバランスで読み終えた。
どうも『燃えあがる緑の木』から以降『宙返り』『取り替え子(チェンジリング)』『憂い顔の童子』と読みやすくなってしまいその理由はたくさんのキャラクターの登場と彼らの説明でかなりの文字数が使われ全体的に想像力で成り立つ小説世界が狭まってしまったのではないかと思うのだ。
それでも、
「そんな教条主義の政治感覚とは別の、もっと深くて暗いニッポン人感覚に向けてはみ出してるところがある。それでおれは『みずから我が涙を・・・・・・』に興味を持った。かれの「水死小説」には、それがさらにはみ出てくるようにも、予感してる。」

by costellotone | 2013-02-08 08:07 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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