Disposer

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a0091515_1032695.jpg谷崎潤一郎 『鍵・瘋癲老人日記』 (新潮文庫)

先日目上の男性と大学近くの道をとぼとぼと歩きながら、大学教授と女子学生の関係の馬鹿話をしていた折に谷崎のことに進み、それを想い出して百万遍の古本屋でこの本を購入し、これまた高校時代からご無沙汰していた谷崎をこのリアルな年齢になって読み返してみた訳だ。
非常に驚いたのは主人公の年齢を何時の間にか上回っていたことだ。
しかしそれ以上に驚いたのは今の自分の「見方・考え方」の方が恐ろしく幼稚だと言うことだ。
ただ『瘋癲老人日記』の主人公の年齢までにはあと20年近くもある。加えてこの作品では老人は未だ未だ妄想生活の最中であるのだ。これは希望だ。
しかし『喜劇新思想体系』『女体の森』からこの小説と言う流れを大学の人事のえらい方が知ったら問題視されるだろうな。

by costellotone | 2013-03-10 10:43 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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