中村汀女

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a0091515_23583782.jpg向田邦子 『阿修羅のごとく』 (文春文庫)

このひとの小説を読むのは初めてだったが、予想外に肌に合わなかった。唖然とするくらい。こんなことは伊集院静以来だ。料理本の『向田邦子の手料理』は長年の愛読書だったのだが。
日々の暮らしの中の何ともないような些細な仕草や言い回しの中にいろいろな機微を表して行く、と言う様な思い込みをしていたのだが全く違っていた。
極端に言ってしまうと、これって小説なんだろうかと思ってしまったのだ。説明ばかりで小説を読む愉しみがないのだ。状況を、展開を、感情を説明しているだけ。これでは読書にならない。
最初からテレビドラマとして書いていたのか。そう言う書き方しか出来なかったのか。解らない。

by costellotone | 2013-03-29 00:08 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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