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春で朧で御縁日

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春で朧で御縁日_a0091515_22382146.jpg市川崑監督 『日本橋』 1956 大映
淡島千景 山本富士子 若尾文子 品川隆二 柳永二郎 船越英二


眠気を吹き飛ばす傑作だった。
夢幻を彷徨う泉鏡花の原作をケレン見に満ちた演出で見せ切る。
幽霊、鮑と栄螺、巡査のメモ、着物の裾、橋の上、火事、蛆虫、赤ん坊、殺傷沙汰、キチガイ、出家。
おもしろいのは人間の頭の中(考え)でも身体(性)でもなくひとのこころ。一体どうなっているのやら。
可愛い若尾は添え物でしかない。

by costellotone | 2013-08-30 22:46 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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