恋ヶ窪辺りで

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a0091515_6361741.jpg大岡昇平 『武蔵野夫人』 (新潮文庫)

今月末の「文芸表現学科」の読書会の課題図書。
今年この小説を原作とした溝口健二監督の作品を観ていたのですんなりと読めてしまった。何時ものように小説の方がおもしろい。とてもめんどくさい終戦直後の不倫話なのだが、映画よりも原作の方がややこしく、そのややこしさが人間を表現していると思えた。
加えて舞台となった国分寺南から三鷹方面へ続く野川周辺、いわゆる「ハケ」の風景に僕が見慣れているからだろう。あの辺りは今もこの作品で描かれている風景が色濃く残っている。もうひとつの舞台となる村山貯水池(多摩湖)周辺も、途中の恋ヶ窪辺りもよく見知っている。みんな子供育児がらみだ。もう一度見に行こうと思う。
最後の文説が理解できなかったのだが、それも含めてよかった。

by costellotone | 2013-11-21 06:44 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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