夢のようなものだけど

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a0091515_21355754.jpg川上未映子 『乳と卵』 (文春文庫)

このひとは気になっていたが読むのは初めて。芥川賞受賞作。美人。
ちょっとびっくり。文体が野坂昭如のような町田康のような悪文と呼ばれるであろう代物で僕は大好き。
読んでるうちにリズムと言うかビートと言うかウェイブと言うかフロウと言うかそんなものが気持ちよくなくなくなーい。
卵割るクライマックスもカタルシス。
もう一篇の「あなたたちの恋愛は瀕死」も最後の一行が効く。
「女は悲鳴をあげるまも与えられずに気を失い、女の全体重でもって打ちつけられたその頬には、ゆっくりと血がにじんで、コンクリートとぴったり合わさっているがためにこの夜にあるはずのどんなささやかな光も届かない」

by costellotone | 2013-12-28 21:52 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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