宇宙を横切る

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a0091515_5251394.jpg大崎善生 『パイロットフィッシュ』 (角川文庫)

著者の『聖の青春』と『将棋の子』は確かにおもしろかった。
これは青春小説、恋愛小説として評価が高いようだが何か何処かがピントがずれている気がする。「今、自分にある感性も実は過去の感性の記憶の集合体ではないか」と言う核の部分がどうも解らない。歳をとるとどうも自分勝手に記憶を歪めてしまい、過去にあったこともなかったことも都合よく書き換えてしまうので妙な自分が出来ていると言う実感あるのだがこれもまた過去の感性の記憶なのだろうか。記憶自体が偏って薄まっているからグラデーションもキュビズムのよう。

by costellotone | 2014-04-30 05:37 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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