青春の3冊

a0091515_14123712.jpg大崎善生 『聖の青春』 (講談社文庫)

天才を弟子に持った師匠、ライバルや友達、家族に囲まれて「怪童・村山聖」が難病と闘いながら、将棋界の最高峰へと登って行く、29歳で夭折するまでの人生を描くノンフィクション。
ある夜ラジオから聴こえて来たドラマの原作がこの本で、翌日一気に読んでしまいました。
人生は戦いだ、なんて冗談にも言えなくなってしまう。若すぎるよ。

a0091515_1413117.jpg足立論行 『一九七〇年の漂泊』 (文春文庫)

ノンフィクション作家の著者が22歳の1970年、貪欲に自由を求めて世界へ旅立ち、彷徨った記録。苛立ち、焦り、もがく青春の欲望と情熱が赤裸々に綴られている。
何を希求しているのかが問題ではなく、その姿勢を維持し続けることに意味があると後に解る、足立論行の原点。
読んでいて辛くなるのは僕だけか。

a0091515_14133331.jpg立花隆+東大「立花ゼミ」 『二十歳のころ』 (全2巻) (新潮文庫)

1996年、東大教養学部の生徒たちが有名無名の人々に「二十歳の頃」をインタビューする。その頃あなたは何を感じ、考えていたのか。
おぼろげに浮かび上がって来るのは、みんなが希求した戦後民主主義の形。
二十歳前後のインタビュアーたちにストレートに返って来る設定が興味深く、それぞれのその後の人生に指針を与えているだろうと想像出来る。

by costellotone | 2007-01-06 14:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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