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地下鉄を昇って早稲田へ向う左側のSEASON

Today's Disk - 2007 4 19

地下鉄を昇って早稲田へ向う左側のSEASON_a0091515_1151574.jpgBackhaus/Böhm/WP - Brahms - Piano Concerto No.2 (1967)

バックハウスのピアノ、ベーム指揮ウィーン・フィルでブラームス・ピアノ協奏曲第2番。
例えば初夏。例えばドイツからイタリアを目指す旅の途中、アルプス山脈の何処か。せせらぎも鳥の声も遠くなり、近くを大きな雲がゆっくりと流れ、一歩一歩上り詰めて行く度に視界が広がって来る。空は低い。立ち止まって額に流れる汗を拭き、水筒の水を口に含み、後方に下がった濃緑の風景を望む。
器楽奏者と指揮、オケの3者が全てにおいて理想の形を具現化した。重厚無比と言っても、ちゃんとチャーミングな処もあるから好き。c/wのモーツァルトも憂いを湛えていて絶妙な演奏です。

地下鉄を昇って早稲田へ向う左側のSEASON_a0091515_11515248.jpgCreedence Clearwater Revival - Cosmo's Factory (1970)

アメリカン・ロック・バンドではなく、アメリカン・バンドであるCCRの5th.『コスモズ・ファクトリー』。アメリカと言う広大な国が抱えた雑多な音楽(フォーク、ブルース、カントリーなど)を吸収・消化した、あくまで荒削りで泥臭い田舎者のロック。
実に内容の濃い、かつバランスのいいアルバムで、ジョン・フォガティの声も脂が乗り切っている。「トラヴェリン・バンド」、「 ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア」、「アップ・アラウンド・ザ・ベンド 」、「 フール・ストップ・ザ・レイン」、「光りある限り 」などヒット曲満載。
個人的に「ビートルズ前夜」はシュープリームス、S&GとCCRでした。

地下鉄を昇って早稲田へ向う左側のSEASON_a0091515_11522561.jpgBlondie - Parallel Lines (1978)

ニューヨークのアンダーグラウンドからニュー・ウェイブの流れで昇って来たブロンディの3rd.『恋の平行線』。もちろんフロントは妖女デボラ・ハリー姐さん。
このアルバムはナック、スージ-・クワトロのプロデューサーのマイク・チャップマンが手がけ、パワー・ポップ、ディスコ、フレンチ・ポップなどのテイストでバラエティーに富んだ作品に仕上がっていて、カーズと共に80年代初頭のアメリカン・ポップス・チャートを彩った。
最大のヒット曲は「ハート・オブ・グラス 」だが、「 One Way Or Another(どうせ恋だから)」でのデボラの蓮っ葉な(?)ヴォーカル がかわいかった。
「コール・ミー」、「ドリーミン」、「夢見る№1」などをヒットさせたが1983年解散。1999年復活。

by costellotone | 2007-04-19 12:13 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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