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Anti Roman

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Anti Roman_a0091515_136821.jpgフランソワ・トリュフォー監督 『夜霧の恋人たち』 1968年 フランス
ジャン=ピエール・レオ クロード・ジャド デルフィーヌ・セイリグ


日本映画だけに限ったことではないが、最近はやたらと人が死んだり、やたらと死んでしまった人が生き返る映画が多く、(中には蘇らせるために殺していたり)、観客はがむしゃらに純愛を見い出しては猫も杓子も号泣している。泣けることが映画の評価の唯一の基準になってしまったかのよう。そんな劇的な映画ばかりが大手を振ってまかり通っていてそもそも人間のごく平凡な生活の中にある些細な「気持ちの動き」を描く作品が蔑ろにされている。てなことを言ってみたくもなる。
人生は奇妙だ。現実も世界もやはり奇妙だ。愛も僕もかなり奇妙だ。
忘れたくないキュートな映画。

by costellotone | 2008-02-07 13:12 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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