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近松心中物語

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a0091515_8235079.jpg溝口健二監督 『近松物語』 1954 大映
長谷川一夫 香川京子 南田洋子 進藤英太郎 田中春男 浪花千栄子


芝居や演出の前に宮川一夫のカメラと水谷浩の美術に圧倒されてしまう。
絵画の中で人物が動いているような。


by costellotone | 2011-02-28 08:25 | 映画 | Trackback | Comments(0)

アフリカの夜

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a0091515_8213715.jpgフェデリコ・フェリーニ監督 『白い酋長』 1951 伊
レオポルド・トリエステ ブルネッラ・ボーボ アルベルト・ソルディ


フェリーニには珍しく楽しいだけの作品。日本未公開。
街の娼婦役で魂のジュリエッタが出演している。名前はもちろん「カビリア」。火を噴く芸人にあどけない喝采を送る姿だけで感動してしまう。
ビデオの特典映像としてフェリーニを虜にしたジュリエッタの秘密のパスタソースのレシピが載っている。近日中に作ってみよう。

by costellotone | 2011-02-28 08:22 | 映画 | Trackback | Comments(0)

俺たちは志士じゃない

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a0091515_185228.jpg市川準監督 『竜馬の妻とその夫と愛人』 2002 東宝
木梨憲武 中井貴一 鈴木京香 江口洋介 トータス松本 橋爪功


風邪でベッドの中で観たせいかぐちゃぐちゃだった。
大体キャラクターが立ち過ぎでとッ散らかっている。
三谷幸喜のせいか。
相変わらず鈴木京香に魅力はないし。
さすがに今作品に電車は出て来ない。

by costellotone | 2011-02-27 18:53 | 映画 | Trackback | Comments(0)

憂鬱なるスパイダー

a0091515_10372119.jpgMassive Attack - Mezzanine (1998)

イギリスのテクノ、エレクトロニカ、ダブなどのダンス・ユニット=「マッシヴ・アタック」の4枚目のアルバム『メザニーン』
どう言う言葉でカテゴライズするのが適当なのか解らないほど要素がごちゃごちゃしている。オルタナティブでもあるしヒップポップでもあるし反体制的でもある。
とにかく重い。暗い。でも気持ちいい。たまにあるのですよ。パンクとかフリーとかヘビメタとかが無性に聴きたくなる時が。

P.S. 昨日『愛の嵐』を観て『メザニーン』を聴いたら10年ぶりに風邪をひいてしまった。
by costellotone | 2011-02-27 10:40 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

We Are The Night

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a0091515_10131378.jpgリリアーナ・カヴァーニ監督 『愛の嵐』 1973 伊・米
ダーク・ボガード シャーロット・ランプリング フィリップ・ルロワ イザ・ミランダ


デ・シーカ『悲しみの青春』、ヴィスコンティ『地獄に堕ちた勇者ども』、ベルトリッチ『暗殺の森』との4本立てと言うとてもヘヴィな番組が昔「池袋文芸坐」であってその時に初めて観た。
ボガードだけが殺されるのか、ランプリングだけが殺されるのか、二人とも殺されるのか、二人とも生き延びるのか、と結末を想ったのだけれども、途中からそんなことはどうでもよくなる。戦争犯罪映画でも倒錯の愛の形を描いているのでもないのだ。結局全うするしかない。その前にある死など問題ではないのだ。『愛のコリーダ』のように。

by costellotone | 2011-02-27 10:15 | 映画 | Trackback | Comments(0)

日暮れになると涙が出るのよ知らず知らずに泣けてくるのよ

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a0091515_839815.jpg小栗康平監督 『埋もれ木』 2005
夏蓮 浅野忠信 坂田明 大久保鷹 坂本スミ子 田中裕子 岸部一徳


「夢」とか「幻想」とか「非日常」とか言う言葉がすぐに思い浮かぶが、これが映画なのだと言ってしまえばいいのだ。
現実を越える想像力、時間を越える想像力 、死を越える想像力。
何よりも大切なのは切ないと言うこと。
映画って切ないんだよ。

by costellotone | 2011-02-26 08:40 | 映画 | Trackback | Comments(0)

この世はいつもロング・グッドバイ

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a0091515_8351866.jpgロバート・アルトマン監督 『ロング・グッドバイ』 1973 米
エリオット・グールド ニーナ・ヴァン・パラント スターリング・ヘイドン ジム・バウトン


『Dr.Tと女たち』を観た時も思った。訳の解らんことばっかしやがってしょうがねえなぁ。
カレー印の缶詰しか食べない猫、裸でヨガをする隣のヒッピーたち、奇妙な作りのマンション、コーラの空き瓶で鼻を折られる情婦、ゆらゆら揺れるヴィルモス・ジグモンドのカメラ、服を脱ぐギャングたち、モノマネをする守衛、交尾する犬、ドジな尾行、繫がって行くジョン・ウィリアムスの音楽、無駄に走って車を追いかけるマーロー、白日夢のような葬列、アル中の小説家と色っぽいその妻と脅迫する医者、ハモニカをくれる包帯男、etc.etc.....
でも一切合財がハードボイルドである。ジャズである。アルトマンである。

by costellotone | 2011-02-26 08:37 | 映画 | Trackback | Comments(0)

Floria

春一番吹く中遊佐未森を聴きながら確定申告書を出しに行く。
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小麦粉やくるみの領収書がウソのように思えた。
by costellotone | 2011-02-25 14:47 | 日記 | Trackback | Comments(0)

Down By The River

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a0091515_1045167.jpgヴィットリオ・デ・シーカ監督 『靴みがき』 1946 伊
リナルド・スモルドーニ フランコ・インテルレンギ アニエロ・メレ


『屋根』『ウンベルトD』『自転車泥棒』に先立つイタリアン・ネオリアリズモの傑作。4作品ともイタリアの貧困に焦点を当てた社会派映画ながらみな視点を変えていて、この作品では貧困から来る子どもたちの友情のねじれを悲劇的に描いている。主人公の子どもだけでなく、周りの子どもたち、大人たちの悲惨な状況も克明に表している。
子どもたちがやっとの思いで手に入れた「馬」の使い方が絶妙。それは希望の象徴であったのだが。

by costellotone | 2011-02-25 10:49 | 映画 | Trackback | Comments(0)

新しいってことはいつまでたっても古くならないってことなんだ

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a0091515_8441354.jpg小津安二郎監督 『宗方姉妹』 1950 新東宝
高峰秀子 田中絹代 上原謙 山村聡 笠智衆 高杉早苗 斎藤達雄


トリュフォー『私のように美しい娘』ではないがこちらは珍しく小津監督の茶目っ気が随所に出ている作品。と言ってもコメディーとは遠く離れたシリアスな話で、山村聡は妻の田中絹代を何度も殴りつけ挙句は自暴自棄になり死んでしまうのだ。明るさと暗さのギャップが大きい、小津作品としては異色の映画。
けれども最終的には近代女性の自我の確立を描いてみせる。
ネコがやたらと歩き回っている映画でもある。
今度京都へ行ったらラストシーンの御所の場所を探してみよう。

by costellotone | 2011-02-24 08:48 | 映画 | Trackback | Comments(0)