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Cry Me A River

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a0091515_2444467.jpg小林正樹監督 『いのちぼうにふろう』 1971 東宝
仲代達矢 佐藤慶 栗原小巻 中村翫右衛門 勝新太郎 山本圭 神山繁 中谷一郎


高校生の時封切館で観て以来で長年ビデオを探していた。映画を観終わった後の昂揚感は今でも覚えている。単純に「映画っていいなぁ」と思いました。ぼうにふろうとも思った訳です。
江戸大川の細かく枝分かれした河口に浮かぶほんの小さな島。すすきか葦か荻か解らないが、生い茂った背の高いそれらに隠れた「深川安楽亭」が舞台。原作は山本周五郎。脚本は仲代達矢夫人。黒澤明、木下恵介、市川崑と「四騎の会」を結成した小林正樹が監督。音楽武満徹。
クライマックスである夜の湿地帯での捕り物のモノクロームのシークエンスでの提灯の動きが美しい。
それにしても勝新太郎はどうして何時もこうもいい役回りなのだろう。

by costellotone | 2011-08-31 02:49 | 映画 | Trackback | Comments(0)

あなたのつけた足あとにゃきれいな花が咲くでしょう

山本組『カミハテ商店』MA最終日。
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夜東京へ帰る。
by costellotone | 2011-08-29 11:18 | 日記 | Trackback | Comments(0)

意味のない想像も君を成す原動力

MA二日目。
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ひとによって解釈が異なるのは当たり前です。
だからおもしろいのです。
by costellotone | 2011-08-28 12:17 | 日記 | Trackback | Comments(0)

無理心中日本の夏

今日から京都で山本組『カミハテ商店』のMA。
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大学近くの白川疎水沿いにある「銀月アパートメント」
京大生だった大島渚が住んでいた。もっと昔に竹久夢二も。
by costellotone | 2011-08-27 11:48 | 日記 | Trackback | Comments(0)

私は平気、気にしない

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a0091515_19172652.jpgロバート・アルトマン監督 『ナッシュビル』 1975 米
ヘンリー・ギブソン リリー・トムリン ロニー・ブレイクリー グウェン・ウェルズ 


「新宿武蔵野館」で観る。
遺作『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006)と同じくカントリー・ミュージックのライブを中心にした群像劇。遺作よりも時代性が濃い。サイゴン陥落の年である。
アルトマンはたくさんの人間とそれぞれの関係を丁寧に、かつ大胆に描く。ひとり残らず生きていることだけを描く。どんな人間でもどんな状況でも生きていることを描いているのだ。たとえ間違っていようとも、情けなくても、死んでしまったとしても。こんなにもみんなが生きている映画を撮れる監督はもういないだろう。

by costellotone | 2011-08-26 19:24 | 映画 | Trackback | Comments(0)

みんな跡形もなく消えたわ

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a0091515_8453315.jpgロドリゴ・ガルシア監督 『彼女の恋からわかること』 2002 米
ラダ・ミッチェル リサ・ゲイ・ハミルトン レベッカ・ティルニー キャシー・ベイカー


これは映画である前に優れた短編集である。極めて個人的な性愛についての見解を十人の女性=女優がカメラに向かって話すだけと言う優れた映画である。卓抜な発想と熟慮された脚本。
加えて映画全体に対するデザインの斬新さ。各章のタイトルバックのオブジェが次第にエロティックに活き活きとして見えて来る仕掛け。最後のキャストのタイトルバックも秀逸。
映画とは関係ないが、種の保存のためにいかに巧妙かつ繊微に差別化が行なわれているかが解る。

by costellotone | 2011-08-26 08:48 | 映画 | Trackback | Comments(0)

彷徨う無重力島

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a0091515_3234620.jpg青山真治監督 『東京公園』 2011
三浦春馬 榮倉奈々 小西真奈美 高橋洋 井川遥 染谷将太 宇梶剛士


映画の作りとしてはとても興味深いし肌触りもいいと思うし、言いたいことも何とか解るような気もするが、解らなくてもいいからもっと現実から逸脱した表現を見たかった。非現実的なこと、非日常的なことをいとも簡単に出来てしまうのが映画だから。
他人の死んでしまった恋人を見えてしまうこと、死んでしまったひとが画面に登場すること、いろいろな要素を小出しにし謎にしたまま進んで行くこと、着地点が最後まで見えないこと、会話や芝居がオフビートなこと、などなど横浜聡子監督の『ウルトラミラクルラブストーリー』と似ている。
昨日観た安藤監督作品と前の是枝監督作品とこの3本は音楽がよくない。音楽の使い方もどれもいっしょで面白味がない。

by costellotone | 2011-08-26 03:34 | 映画 | Trackback | Comments(0)

夏のページ

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a0091515_3184012.jpg是枝裕和監督 『奇跡』 2011
前田航基 前田旺志郎 大塚寧々 オダギリジョー 橋爪功 樹木希林 夏川結衣


池袋「新文芸坐」で観る。
見せ方が稚拙でもったいないなぁと思う。スポンサー付きの児童映画と割り切ってケレン味が過ぎるほどに力一杯旗を振ってしまった方が爽快だろう。映画的表現も乏しく「ぼんやりしている」
それは本意ではないにしても、子どもたちの夢みる部分(ドキュメンタリー)と奇跡の部分(児童映画)の振り幅をもっと大きくした方がよかったのでは。
例え桜島の火山灰が降っているとしても、全体の色調がくすんでいたのも気になる。
くるりの歌もすっきりしない。

by costellotone | 2011-08-26 03:21 | 映画 | Trackback | Comments(0)

人として軸がブレている

池袋駅前公園の猫ら。
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もう少しどうにかしてもらいたいものである。
by costellotone | 2011-08-25 19:42 | 日記 | Trackback | Comments(0)

Weeping In The Rain

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a0091515_7295560.jpg安藤尋監督 『僕は妹に恋をする』 2006
松本潤 榮倉奈々 平岡祐太 小松彩夏 浅野ゆう子


原作のコミックを読んでいないからよくは解らないけれど、読みたくもないけれど、どうもコミック以上の何も描けていないのではないか。カット割りも構図もセリフも極めてコミック的。映画だからこその表現を見せて欲しかったし、それ以上の新しい表現を見たかった。ショットの長さももっとメリハリを考えて中途半端なバランスを崩した方がよかったのではないか。どうせ痛々しい話なのだからぐっとハンドルを切った方が楽だろうし。
言えば、監督が何を狙っているのかよく解らないのだ。

by costellotone | 2011-08-25 07:35 | 映画 | Trackback | Comments(0)