タグ:読書 ( 285 ) タグの人気記事

猫に関する3冊

a0091515_1343084.jpg内田百閒 『ノラや』 (旺文社文庫)

失踪してから「ノラや、ノラや」と言って、ひたすら探し続け、
毎日泣いて暮らす尊いお話。

ヒャッケンには師匠漱石のカバー、『贋作我輩は猫である』もある。
ついでに奥泉光に『「我輩は猫である」殺人事件』と言うのもある。

a0091515_1318217.jpgロバート・A・ハイライン 『夏への扉』 (早川文庫)

子供が小さい頃電車が好きで、『青梅鉄道公園』へよく連れて行った。
青梅線を越える陸橋の傍らに『夏への扉』がある。

ハイラインのこの作品はとても読みやすいSFです。
が、ビートという名の猫はほとんど出て来ない。けれども。

a0091515_1374852.jpg長田弘 『猫に未来はない』 (角川文庫・晶文社)

小学生の頃、夏の昼下がりに、1度だけ集会に連れて行かれた。
その後も2,3年に1度の割で召集がかかるのだが、
2回目ともなると帰って来られないような予感がして、
出席していない。
窓の外がうるさい。

by costellotone | 2006-11-22 13:47 | 読書 | Trackback | Comments(0)

アフリカに関する3冊

a0091515_12423927.jpgジョン・クッツェー 『夷狄を待ちながら』 (集英社文庫)

南アフリカ生まれのオランダ系移民(アフリカーナ)。
ノーベル賞作家。史上初ブッカー賞2度受賞。
反西洋、反合理主義、反モラルと言われるが、外観よりもこの作品自体の力に驚かされる。
アフリカが人間に書かせた、と言ってもいいのではないか。
アフリカは人間の矛盾そのもの。

a0091515_12441818.gifジェラルド・ダレル 『積みすぎた箱舟』 (講談社学術文庫・福音館書店)

イギリスに動物園を作るためにカメルーンへ動物を採りに行く話。
ノンフィクションのようで、とてもおもしろい話ばかり。特に蟻に襲われる件は。

池澤夏樹が訳した、ギリシャでの少年時代を描いた『虫とけものと家族たち』(集英社文庫)は、おとぎ話のように絵が思い浮かぶ名作。
          『アレキサンドリア四重奏』のロレンス・ダレルはお兄さん。

a0091515_1252597.jpgアーネスト・ヘミングウェイ 『キリマンジェロの雪』 (新潮文庫)

ハードボイルドと言ってしまえば、その通りと答えるしかないが、
「死」と「生」の狭間が大好きなノーベル賞作家。
その狭間がアフリカにある。釣りにある。女性にある。ナーダ(無)である。

同じアメリカからのアプローチに、ジョン・ブアマン監督の映画『エクソシスト2』がある。
by costellotone | 2006-11-18 13:27 | 読書 | Trackback | Comments(2)

前に金星 後ろに火星

子供が小さな頃に一番多く読んだ本。

スズキコージ 『エンソくん きしゃにのる』 (福音館書店)

a0091515_13415568.jpg


最近訊いてみたら、汽車で同席したおばあさんの、不思議な方向に曲がった指を覚えていた。
そのおばあさんが駅の構内を歩いていたことも。
僕が覚えているのは、隣に座った羊使いのお兄さんの弁当の中身。
a0091515_1344153.jpg


理解しがたいもの、怖いもの、不思議なものが一生こころに残って行く。
この子にはあの指が、と思うと嬉しくなってしまう。
by costellotone | 2006-11-17 14:13 | 読書 | Trackback | Comments(0)

映画になったら見てみたい。

本が好き、読書が好きな人たちがblogでTBしあう、
たらいまわし・本のTB企画』を知っていますか。
毎回とても興味深く読ませてもらっていますが、
その10回目が「映画になったら見てみたい」でした。

と言う訳で、遅ればせながら僕のベスト5です。

a0091515_14135530.jpg
筒井康隆 『虚航船団』
井筒和幸監督、「ラーメンズ」主演で!
「爆笑問題」もね。
あっ、西川のりお師匠も出番です。
あっ、めだかさん、チャーリー浜さん!


a0091515_1416031.jpg
ガルシア・マルケス 『百年の孤独』
監督は『アレクサンダー大王』のテオ・アンゲロプロスに。
主演、ジョニー・ディップ(笑えそう)。


a0091515_1417480.jpg
ル・クレジオ 『調書』
もちろんゴダールでしょ。


a0091515_141898.jpg
大江健三郎 『同時代ゲーム』
平山秀幸監督にお願い。


a0091515_14185139.jpg
中上健次 『日輪の翼』
北野武が描く、男とおばあちゃんのロード・ムービー!


そして番外。

a0091515_14515481.jpg
江口寿史 『ストップ!!ひばりくん!』
監督はともかく、主演は誰にするんじゃ!
by costellotone | 2006-10-25 14:22 | 読書 | Trackback | Comments(0)

植物に関する3冊

このblogのカテゴリに「読書」と最初に設定したのに、今まで一度も書いてなかった。
blogを作り始めて忙しくて読書をする時間がなくなってしまったのだ。
とりあえず植物に関するお勧めの本3冊。

a0091515_1110435.jpg
カレル・チャペック『園芸家12ヵ月』(中公文庫)

 『山椒魚戦争』や『ダーシェンカ』で有名なチェコの作家の書いた、とても笑える園芸家の本。
 園芸が好きな人には、自分に当てはまる箇所がたくさん発見出来ます。
 笑い事ではありません。
 食事より、恋人よりも園芸です。


a0091515_11211441.jpg
ヘルマン・ヘッセ『庭仕事の愉しみ』(草思社)

 ドイツのノーベル賞作家が書いた、こちらは少し神学的な随筆。
 園芸は人生です。


a0091515_12134995.jpg
いとうせいこう『ボタニカル・ライフ-植物生活』(新潮文庫)

 今はなき『スペ中』いとうせいこう先生のベランダ園芸派(ベランダー)のエッセイ。
 ベランダにこそ園芸がある。
 と信じる。
by costellotone | 2006-10-19 11:59 | 読書 | Trackback | Comments(0)