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TAKAHIROとUSA

058
a0091515_2247486.jpg綿矢りさ 『勝手にふるえてろ』 (文春文庫)

『インストール』は読んでいるが『蹴りたい背中』は未だだ。
中島みゆきの歌を聴いているみたい。
興味をひかれる表現の箇所は多いが恋愛だけにどうでもどちらでもよくなって来て勝手にしろと思ってしまうのは仕方ない。
併録されている『仲良くしようか』の方が訳が分からない分面白いかも。

by costellotone | 2014-09-26 22:55 | 読書 | Trackback | Comments(0)

原子鼠

057
a0091515_831315.jpg奥泉光 『東京自叙伝』 (集英社)

本年度谷崎潤一郎賞受賞作品。この人の作品は初期の3冊ほど読んで以来最近は読んでいなかった。10年ぶりぐらい。
この自分勝手な強引な書き進め方は町田康だ。また東京の地霊と言うことでは荒俣『帝都物語』の視点もある。
一番興味を引いたのは「原子力発電の父」と呼ばれた読売グループ正力松太郎の件。この関係は他の本も探して読んでみよう。マスコミと原発と言えばあの時読売テレビはどんな態度だったのだろう。
何にせよこの本に書かれているのは私だ。

by costellotone | 2014-09-26 08:41 | 読書 | Trackback | Comments(0)

紀ノ国屋

056
a0091515_2135791.jpg小川洋子 『シュガータイム』 (中公文庫)

ちょっとありえない奇妙で素敵な話を書かせたら当代随一。これまで読んだ『薬指の標本』も『博士の愛した数式』も『ミーナの行進』もそう。初めての長編だったそうでぎこちなくもないがそれも含めて瑞々しい。食べもののことが多く語られているが何故か透明感が漂う。食べ物って映画界では「消えもの」と言うくらいだからね。
「パイン、桜桃、アスパラガス、ぎんなん、サーディン、・・・・・・あらゆる種類の缶詰。そしてペースト状に裏ごしされた小さな壜に収まっているかぼちゃ、にんじん、バナナ、白身魚、レバー・・・・・・。その一つ一つを目で追っていると、迷路に迷い込んだように胸が締めつけられた。(これを全部一度に抱きしめることができたら、どんなに素敵だろう)。わたしはひたむきにそう思った。」

by costellotone | 2014-09-21 21:21 | 読書 | Trackback | Comments(0)

日にち薬

055
a0091515_11454369.jpg川上未映子 『ヘヴン』 (講談社文庫)

このひとの作品を読むのは3冊目だが一番読みやすく、また解りやすかった。だからおもしろくなかった。
いじめと自殺は理解出来ない。僕にはだけど。理解出来ないからこそ人間の根源に関わる問題があるのだろうとは思う。理解出来たからどうなるのかも解らない。戦争とか殺人も同じだろうし、愛するとか自由とかも同じかも知れない。
哲学するには日本語では無理らしいが他にも言語によって解釈出来ないことって多くあるのだろう。
でもこれを読んで何かが変わるひとがひとりでもいればそれ充分。

by costellotone | 2014-09-19 11:55 | 読書 | Trackback | Comments(0)

木のぼりして

054
a0091515_6415659.jpg川上弘美 『光ってみえるもの、あれは』 (中公文庫)

妙な展開で終わる。長編小説としてはまとまりがないのだがそこが新鮮でいい。この破綻のようなものが青春小説として成立させている。
「セックスをして。うろうろ生きて。で、それで?」
「あの木のぼりのときみたいな感じが、シミシミすると、なくなっちゃうんだよ」
何かを変えたい。このままでは自分が自分でなくなるのでは。岡林信康の『自由への長い旅』を想い出した。

by costellotone | 2014-09-17 06:51 | 読書 | Trackback | Comments(0)

東京人

053
a0091515_1120545.jpg小林信彦 『夢の砦』 上・下 (新潮文庫)

倉敷の「蟲文庫」で購入。
作者の本を初めて読んだのは高校生のときに付き合っていた女の子から借りた「オヨヨシリーズ」。その後映画評論家としてコラムニストとして小説家としての彼の著書を読んで行くことになった。
この小説は妙に違和感があって気持ち悪かった。遅れて来た自分としては当時のマスコミ、サブカルに憧れはあるのは確かだがそれを作ったひとびとの姿や屈折はあまり知りたくはないのだ。多分ぼやけたヒーローのままでいて欲しいのだ。
誰か今野雄二についての小説を書いてくれないかな。当然その屈折を知りたいのだが。

by costellotone | 2014-09-07 11:34 | 読書 | Trackback | Comments(0)

わが荒野

052
a0091515_14461692.jpg高橋和巳 『悲の器』 (河出文庫)

僕が遭遇した学生運動の終焉期に読まれていた文学の中で大江、埴谷、吉本などを押さえて人気があったのはこの人だろうが、その悲壮的なイメージから避けて来た。以前読んだ『邪宗門』は思想的なものよりも小説的な面白さを感じ取ったから読めたのだと思う。
で本作を読んでみたのだが、予想を越えて面白く思えた。のは法学者の日常で考えている描写、またその理論の根源に対する考え方の描写が興味深かったから。
加えて女性蔑視と言うよりも女性の性そのものへの嫌悪の描写。やり玉に挙げられるのはこれでは致し方ないと思わせるほど。
しかし20代でよくこんな50代の法学博士の頭の中を描けたのか。それも性欲の。

by costellotone | 2014-08-24 14:58 | 読書 | Trackback | Comments(0)

八つ墓村

051
a0091515_26217.jpg坂東眞砂子 『くちぬい』 (集英社文庫)

初めてこの人の作品を読んだ。今年亡くなっている。
文体も展開も面白味はないなと思いながら読んでいたが最後に意外な終わり方をした。なるほどここの処が言いたかったんだ。原発事故や日本人、田舎の本質を形作る「毒」について。
「今に、みんな死んでいくんです。ほんで、なんものうなる。・・・・・・のうなったがええんです」
他の作品も読んでみたい。


 
by costellotone | 2014-08-11 02:21 | 読書 | Trackback | Comments(0)

お荷物小荷物

050
a0091515_8462459.jpg獅子文六 『珈琲と恋愛』 (ちくま文庫)

復刻版のような装丁で平積みされていたので手に取って先日東京へ行く時に買って持って行った。
物語の楽しさははないが予想通り軽妙洒脱で面白く読めた。
50年ほど前の作品で当時のテレビ業界の雰囲気が描かれているが幸せそうに見える。僕が初めて赤坂のTBSへ行ったのはこの10年後ぐらいか。

by costellotone | 2014-08-09 08:54 | 読書 | Trackback | Comments(0)

ロマンスの神様

049
a0091515_043724.jpg穂村弘 『求愛瞳孔反射』 (河出文庫)

やはり歌人は短歌に限る。
いいんだけど短歌に比べて文字数が多い分だけ薄く思えてしまう。
残酷でキッチュなロマンチズムは相変わらずで好きだけど。


獣姦爆撃機

獣姦だ!獣姦だ!
仔鹿のバンビを獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
キングコングを獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
ポストペットを獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
干支をならべて獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
七福神を獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
アンドロイドが夢見た電気羊を獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
ケンタウロスを獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
アニマル浜口を獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
江戸家猫八を獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
四方田犬彦を獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
澁澤龍彦を獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
鳩山由紀夫を獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
ツルゲーネフを獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
ノストラダムスを獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
象印魔法瓶を獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
タイガー電子ジャー炊きたてを獣姦だ!
獣姦だ!獣姦だ!
きみの寝顔を見に行きがてら!
by costellotone | 2014-07-30 00:58 | 読書 | Trackback | Comments(0)