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餃子の王将

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a0091515_2503249.jpg町田康 『人間小唄』 (講談社文庫)

先日読んだ奥泉光『東京自叙伝』の書き方が町田康に似ていたのと、最近B研の副手の女の子が町田康のファンと知ったので読んでみた。
多分著者の作品を読むのは6冊目ぐらいだが、この文体はかなり中毒性がありたまに浸かりたくなる。はっきり言って内容などはどうでもいいのだ。
著者が主演した若松さんの映画『エンドレス・ワルツ』の著者である稲葉真弓が8月30日に亡くなっていたことを先日紀伊国屋書店に行った時に追悼特集で知った。僕が編集した映画だが、稲葉さんって僕より上だったんだ。

by costellotone | 2014-10-22 02:58 | 読書 | Trackback | Comments(0)

うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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a0091515_9565581.jpg横尾忠則 『画集・絵画の中の映画 』 (ビクター音楽産業株式会社)

絵を描くときに一番インスパイアされるのが横尾さん。あとはロダンのデッサンとムンクの絵や版画。好きなルドン、モローなど言い出したら切りがないけど。
この画集と同じように映画の一場面と言うことも多い。特に今は『正しく生きる』と言う自分が編集した映画からいろいろと描いている。ただ模写するだけではなく出来るだけ広げて遠くまで行こうと心掛けているのだが。
絵を描くようになって表現の愉しさをより知ることが出来たとつくづく実感する。

by costellotone | 2014-10-06 10:05 | 読書 | Trackback | Comments(0)

フリーダ・カーロとの対話

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a0091515_21533371.jpg原田マハ 『キネマの神様』 (文春文庫)

初めてこのひとの作品を読んだのだが落胆。
映画にまつわるいい話ほどつまらなく感じるものはない。

by costellotone | 2014-10-04 21:57 | 読書 | Trackback | Comments(0)

至上の愛

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a0091515_173485.jpg横尾忠則 『夢枕 夢絵日記』 (日本放送出版協会)

30年ぐらい前に僕も夢日記を数か月つけたことがあったが、これは文章と絵による日記。
絵描きだから作意も意匠もあるのでそれぞれが作品になってしまうのは当たり前。
やはり絵の中に横尾さんが描かれていてその人がどんな気持ちなのかを想像出来るのが面白い。
絵と夢の区別なんてないと言えばないのだろうけど。

by costellotone | 2014-09-27 17:10 | 読書 | Trackback | Comments(0)

TAKAHIROとUSA

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a0091515_2247486.jpg綿矢りさ 『勝手にふるえてろ』 (文春文庫)

『インストール』は読んでいるが『蹴りたい背中』は未だだ。
中島みゆきの歌を聴いているみたい。
興味をひかれる表現の箇所は多いが恋愛だけにどうでもどちらでもよくなって来て勝手にしろと思ってしまうのは仕方ない。
併録されている『仲良くしようか』の方が訳が分からない分面白いかも。

by costellotone | 2014-09-26 22:55 | 読書 | Trackback | Comments(0)

原子鼠

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a0091515_831315.jpg奥泉光 『東京自叙伝』 (集英社)

本年度谷崎潤一郎賞受賞作品。この人の作品は初期の3冊ほど読んで以来最近は読んでいなかった。10年ぶりぐらい。
この自分勝手な強引な書き進め方は町田康だ。また東京の地霊と言うことでは荒俣『帝都物語』の視点もある。
一番興味を引いたのは「原子力発電の父」と呼ばれた読売グループ正力松太郎の件。この関係は他の本も探して読んでみよう。マスコミと原発と言えばあの時読売テレビはどんな態度だったのだろう。
何にせよこの本に書かれているのは私だ。

by costellotone | 2014-09-26 08:41 | 読書 | Trackback | Comments(0)

紀ノ国屋

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a0091515_2135791.jpg小川洋子 『シュガータイム』 (中公文庫)

ちょっとありえない奇妙で素敵な話を書かせたら当代随一。これまで読んだ『薬指の標本』も『博士の愛した数式』も『ミーナの行進』もそう。初めての長編だったそうでぎこちなくもないがそれも含めて瑞々しい。食べもののことが多く語られているが何故か透明感が漂う。食べ物って映画界では「消えもの」と言うくらいだからね。
「パイン、桜桃、アスパラガス、ぎんなん、サーディン、・・・・・・あらゆる種類の缶詰。そしてペースト状に裏ごしされた小さな壜に収まっているかぼちゃ、にんじん、バナナ、白身魚、レバー・・・・・・。その一つ一つを目で追っていると、迷路に迷い込んだように胸が締めつけられた。(これを全部一度に抱きしめることができたら、どんなに素敵だろう)。わたしはひたむきにそう思った。」

by costellotone | 2014-09-21 21:21 | 読書 | Trackback | Comments(0)

日にち薬

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a0091515_11454369.jpg川上未映子 『ヘヴン』 (講談社文庫)

このひとの作品を読むのは3冊目だが一番読みやすく、また解りやすかった。だからおもしろくなかった。
いじめと自殺は理解出来ない。僕にはだけど。理解出来ないからこそ人間の根源に関わる問題があるのだろうとは思う。理解出来たからどうなるのかも解らない。戦争とか殺人も同じだろうし、愛するとか自由とかも同じかも知れない。
哲学するには日本語では無理らしいが他にも言語によって解釈出来ないことって多くあるのだろう。
でもこれを読んで何かが変わるひとがひとりでもいればそれ充分。

by costellotone | 2014-09-19 11:55 | 読書 | Trackback | Comments(0)

木のぼりして

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a0091515_6415659.jpg川上弘美 『光ってみえるもの、あれは』 (中公文庫)

妙な展開で終わる。長編小説としてはまとまりがないのだがそこが新鮮でいい。この破綻のようなものが青春小説として成立させている。
「セックスをして。うろうろ生きて。で、それで?」
「あの木のぼりのときみたいな感じが、シミシミすると、なくなっちゃうんだよ」
何かを変えたい。このままでは自分が自分でなくなるのでは。岡林信康の『自由への長い旅』を想い出した。

by costellotone | 2014-09-17 06:51 | 読書 | Trackback | Comments(0)

東京人

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a0091515_1120545.jpg小林信彦 『夢の砦』 上・下 (新潮文庫)

倉敷の「蟲文庫」で購入。
作者の本を初めて読んだのは高校生のときに付き合っていた女の子から借りた「オヨヨシリーズ」。その後映画評論家としてコラムニストとして小説家としての彼の著書を読んで行くことになった。
この小説は妙に違和感があって気持ち悪かった。遅れて来た自分としては当時のマスコミ、サブカルに憧れはあるのは確かだがそれを作ったひとびとの姿や屈折はあまり知りたくはないのだ。多分ぼやけたヒーローのままでいて欲しいのだ。
誰か今野雄二についての小説を書いてくれないかな。当然その屈折を知りたいのだが。

by costellotone | 2014-09-07 11:34 | 読書 | Trackback | Comments(0)