部屋がある窓があるタワーも見えるけど東京ララバイ倖せが見えない

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a0091515_160342.jpg大島渚監督 『少年』 1969 ATG
阿部哲夫 小山明子 渡辺文雄 木下剛志


事故の撮影処理はひどいし会話も芝居も嘘っぽい。父親にも母親にも少しも同情は湧かないがそれでもこの4人家族に取り込まれてしまうのはひとえに少年のこころの描き方にある。チビを加えたのも成功の大きな要因だ。
妊娠した小山明子に主導権が移って北海道へ渡る辺りから「連合赤軍事件」のイメージに襲われる。世界が急速に狭くなる方向へしか日々生きて行けなくなり、雪原を歩く家族の風景に破滅の予兆を感じるのか。その果てに「日本てもっと広いとええのになぁ」と呟くのだろうか。
時代と添い寝することを勝ち得た監督のエネルギーに溢れている。

by costellotone | 2010-07-13 16:01 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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