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クシシュトフ・キエシロフスキー監督 『トリコロール/白の愛』 1994 仏・ポーランド ズビグニエフ・ザマホフスキー ジュリー・デルピー ヤヌシュ・ガヨス 『青の愛』『赤の愛』を観てから10年も経ってしまった。真ん中のこれだけ観ていなかったのだ。 『傷跡』も『アマチュア』もそうだがこの監督は映画を見せることに関しては抜群の才能を持っている。それが演出と言うものなのだが。スリラーでもサスペンスでもないのに、次に何が起こるのか、どう言う行動をとるのかが解らないような状況設定でつないで行く。主人公は何をやっているのだろう、何を考えているのだろうと観客に常に考えさせる。予想を裏切られたり、期待通りだったり興味深いまま映画の時間が流れて行く。時に性的な描写も挟まれる。観る者は映画の虜だ。 特に情報の少ない国の映画は当然その傾向にある。最初からその国の情勢や習慣や考え方を知らないのだから。だからよく知らない国の映画は愉しく観ることが出来る。 ラストカットで涙ながらに僕を見た時には震えた。おもしろい。
by costellotone
| 2011-04-03 08:37
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