廣木隆一監督『800 Tow Lap Runners』の再編集1回目をした。
結局1時間50分あったものを1時間35分にした。 一応タイトルと音楽がかぶっている部分はそのままにした。加えてとりあえずはシーン全体のオミットは避けた。 結果ショットの頭と尻を切って行くだけだから、板付き、ダイア・カットが多くなり全体的にタイトになりテンポがかなり出てしまう。 普通の編集ならそれはよいことだろうがこの作品の場合は逆である。いかにテンポを出さないようにするかが目論見としてあったのだ。 さて後5分をいかに切るか。オミットは避けたいがそれをしないと切り切れないし、無理にショットを短くするとテンポが増すだけでなく大事な気持ちが削がれてしまう危険がある。 やはり「和美」を外してしまうのが一番安全かも知れない。 実際のオール・ラッシュの時点でいろいろなスタッフからカラオケのシーンを落とせばと提案された。この1ショットだけで3分ある。 しかし僕としてはこのショットはこの作品全体での最も重要な要素を表現していると捉えていた。ニュー・ラッシュの初日にこのショットを観た時、横にいた助監督の安藤に「このシーンは絶対残す」と宣言までしていた。 初号試写の後でもプロデューサーから何で外さなかったのかと問い詰められた。監督と脚本家はニヤニヤしていたが。 後で『キネ旬』の読者投稿欄でこのシーンを褒めた記事を読んだ時には残してよかったとほくそ笑むことが出来た。 後5分。
by costellotone
| 2011-04-06 09:26
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