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Born To Kill

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Born To Kill_a0091515_7452590.jpgスタンリー・キューブリック監督 『フルメタル・ジャケット』 1987 米
マシュー・モディーン ヴィンセント・ドノフリオ R・リー・アーメイ アダム・ボールドウィン


キューブリック監督としては不完全ではないか。前半と後半の通底要素が薄い。もうひとつふたつエピソードを足してもよかったのでは。しかしそうなればなったで散漫な印象になってしまう部分が出て来るだろうし。けれどもこの監督なら何かもっとよい作り方、見せ方が出来たと思う。
帝国軍は言葉と暴力で洗脳し共産軍は麻薬で恐怖を麻痺させる。どちらも究極的に精神を破壊し勇敢な兵士を作る、と同時に生き残るためのある種の愛情でもあるかも知れない。もっと深くて大きい愛情もあるだろうが。
はたしてどちらが勝ったのだろう。どちらも負けたのか。意味さえなかったのか。
Goodbye My Sweetheart, Hello Vietnam.

by costellotone | 2011-05-15 07:56 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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