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抗癌剤の味がする

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抗癌剤の味がする_a0091515_805479.jpgニック・カサヴェテス監督 『私の中のあなた』 2009 米
アビゲイル・ブレスリン ソフィア・ヴァジリーヴァ キャメロン・ディアス ジョーン・キューザック


映画としては、不謹慎かも知れないが、おもしろい問題であるにも関わらずつまらない。アメリカ映画の典型でしかない。ここで止まってしまってはつまらない問題ではあるが、踏み出せば限られた監督しか扱わなくなるだろう。
例えば肉親のドナーを口がきけない状態、もしくは意志を持たない状態で作ったらどう言う展開を見ることが出来るだろうか。それは法的に宗教的にどう解釈するのだろう。はたして人間と呼べるものなのかも怪しくなる。ただ人間がおいしいと感じるように生きものを作り変えることが出来る現代だからすでに行われているのだろう。
作り過ぎだがアレック・ボールドウィンとジョーン・キューザックの設定が功を奏している。
娘役のふたりの女優のような存在は日本にいないのかな。いればもっと面白い作品が出来そうだが。

by costellotone | 2012-01-22 08:03 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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