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やさしいにっぽん人

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やさしいにっぽん人_a0091515_2202351.jpg増村保造監督 『巨人と玩具』 1958 大映
川口浩 野添ひとみ 高松英郎 小野道子 伊藤雄之助 信欣三 山茶花究


「サントリー」宣伝部出身の開高健原作で高度成長期真っ只中の広告宣伝合戦を自嘲的に描いた作品。
かなりアメリカ映画っぽいのはアイロニカルなラストシーンと台詞や音楽(これをJAZZと言ってもいいのか)の喧しさ。加えて火がつかないライターとキャラメル工場のオートメーションのオーバーラップ。(これが新聞の輪転機を連想させるからオーソン・ウェルズの『市民ケーン』につながるのだ)
小野道子(のち本名の長谷川季子に)が印象的な役で好演。
そう言えば増村+若尾の『積木の箱』はDVD化されていない。

by costellotone | 2013-08-24 22:23 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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