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われわれはいま、宇宙の散歩に出かけたところだ

Today's Disk - 2007 4 11

われわれはいま、宇宙の散歩に出かけたところだ_a0091515_11322597.jpgThe Cars - Hertbeat City (1984)

ニュー・ウェーブ系として1978年『錯乱のドライブ』でデビューしたカーズの5th.『ハートビート・シティー』。2nd.『キャンディ・オーに捧ぐ』も傑作でしたが、さらに完璧なまでに作り込んだこの超ポップ・アルバムが最大のヒットとなりました。
当時は今で言うPVの黎明期で、第1回MTVアワードを、マイケルの「スリラー」を抑えて、「ユー・マイト・シンク」で受賞した。
バンドの中心であった「クールちゃん」リック・オケイセックは解散後「ウィーザー」のプロデューサーとしても名を上げた。

われわれはいま、宇宙の散歩に出かけたところだ_a0091515_11335611.jpgHALCAL - 音樂ノススメ (2004)

同じ脱力系でもPUFFYのようには時代のテッペンに届かなかった分、目黒のハルカリはこの2nd.アルバムを傑作として残せた。
つい口ずさんでしまう「オシャレ・トラック・ファクトリー」のセンスもキラキラだが、YUKI作詞、YO-KING作曲「伝説の2人」は秘宝。
野田凪デザインの「ハンパンダ」と共に踊りながら回転する「BABY BLUE ! 」のPVは大傑作でした。

われわれはいま、宇宙の散歩に出かけたところだ_a0091515_1134162.jpgKing Crimson - In The Court Of The Crimson King (1969)

強烈な印象を植え付けたレコード・ジャケットは、プログレ・シーンだけに止まらず、ロック史上燦然と輝く金字塔、恐れ多くもキング・クリムゾンの1st.『クリムゾン・キングの宮殿』。
当時みんなが言いました。ビートルズの『アビー・ロード』を全英第1位の座から引きずり降ろした巨大バケモノ・アルバムだと。
ロバート・フィリップの天才ギター・ワークだけではなく、ヴォーカル、ドラムやフルート等全ての1音1音から、クラシック音楽的なアンサンブルやフリー・ジャズのインプロヴィゼーション的なフレーズの細部に至るまで完璧を追求している。「前衛」=「美しい」です。
「エピタフ」と「ムーンチャイルド」はとても切ないバラード(?)です。

by costellotone | 2007-04-11 11:43 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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