Today's Disk - 2007 5 10
Buena Vista Social Club - Buena Vista Social Club (1997) 地球音楽発掘人ライ・クーダーがキューバの老ミュージシャンたちと行ったセッションの記録『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。 ヴィム・ヴェンダース監督がドキュメント映画化。撮影も構成も編集も秀逸なのだけれども、ミュージシャンとその音楽に対する監督とライ以下関わったスタッフたちの真摯な姿勢がとても感じられる作品に仕上がっています。 この世界は人生と音楽で成り立っている、と言っているかのよう。このアルバムを聴く時、彼らのいい顔が浮かんで来てうれしくなります。コンパイ・セグンドなど数名が亡くなってしまって寂しい限りですが、彼らの音楽はここに残った。 原由子 - 東京タムレ (2002) いしだあゆみ「太陽は泣いている」、島倉千代子「愛のさざなみ」、黛ジュン「天使の誘惑」など昭和を彩った歌謡曲をハラボーが歌う。 桑田さんとの「いつでも夢を」のデュエットも楽しいし、持ち歌「花咲く旅路」もいいのだけれど、1番の収穫は日野てる子「夏の日の想い出」。昭和歌謡の「儚さ」の王道ですね。 そろそろ第2弾を出してもいい頃?小川知子「初恋の人」、中村晃子「虹色の湖」、じゅんとネネ「愛するってこわい」、青江三奈「長崎ブルース」なんてどうでしょう。ついでに桑田さんにグループ・サウンズ曲集をお願い! オックスの「ガールフレンド」を! Lee Oskar - Lee Oskar (1976) 「エリック・バートン&ウォー」のハープ(ハーモニカ)奏者だったリー・オスカーのソロ・アルバム『約束の地』。資生堂のCMにも使われ日本でもかなりヒットした。 1曲目のイントロ、近づいて来る足音~ドアのノック音から始まるのがとても効果的。センチメンタルかつエキゾチックな曲想はとてもハープの音色と合って、曲名通り旅愁を誘い、今も色褪せることなく記憶に残っています。 リー・オスカーはハーモニカの設計でも有名で、日本の「トンボ楽器」で製作・販売しています。ミック・ジャガーも吹いています。
by costellotone
| 2007-05-10 13:55
| 音楽
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