人気ブログランキング | 話題のタグを見る

十九歳十月 窓からたびだち

Today's Disk - 2007 5 15

埼玉のFMラジオ局「NACK5」で毎週金曜日夜9時から放送されている、
「アルフィー」の坂崎幸之助がDJを務める「K's TRANSMISSION」の先週のゲストは斉藤哲夫でした。
坂崎と「グッド・タイム・ミュージック」などを歌ってくれて涙が出そうな程でした。
そこで今日は大好きな3人のシンガー・ソングライターを。

十九歳十月 窓からたびだち_a0091515_11444423.jpg斉藤哲夫 - GOLDEN J-POP/THE BEST (1999)

昔「悩み多き者よ」や、吉田拓郎が歌って有名になった「されど私の人生」などを聴いた時は、哲学的かつ達観的な歌詞の印象が強かったが、音楽は「武蔵野タンポポ団」と「はちみつぱい」の中間のような飄々とした感じでした。その後「バイバイ・グッドバイ・サラバイ」、「グッド・タイム・ミュージック」などのセンチメンタルな名曲を作り、1980年、糸井重里作詞・鈴木慶一作曲のミノルタ・カメラのCMソング「いまのキミはピカピカに光って」が大ヒット。(木陰の宮崎美子、左右見てジーパンですね。)
このベスト盤には「吉祥寺」、「夜空のロックンローラー」、「ラブ・ソング」ももちろん収録されてます。いい声です。

十九歳十月 窓からたびだち_a0091515_11453318.jpg荒木一郎 - 君に捧げるほろ苦いブルース (1975)

レコード大賞新人賞を獲った「空に星があるように」、「今夜は踊ろう」、「いとしのマックス」などのヒット曲を持つ歌手であり、個性的な役者であり、スキャンダラスな話題にも事欠かなかった。(それさえも演じていたように見えたが。)
東映の「スケ番」ものなど、インテリぶった小心なチンピラ役がおもしろかったが、テレビ「悪魔のようなあいつ」(長谷川和彦脚本・久世光彦演出・1975年)が1番記憶に残っている。円いサングラスを少しだけ下げて見る仕草がとても印象的で、ダイナマイト身体に巻いて自爆するシーンに何故か納得させられました。
「ジャニスを聴きながら 」、いい曲です。

十九歳十月 窓からたびだち_a0091515_11461410.jpg下田逸郎 - 夜の踊り (1977)

「東京キッドブラザーズ」の音楽監督で、シンガー・ソングライターだった下田逸郎は「セクシィ」、「踊り子」で有名になった。その前に『飛べない鳥、飛ばない鳥』と言う傑作アルバムがあり、「あなたには」と「ふたつの舟」が好きでした。
このアルバムの1曲目「夜の翼」がとてもロマンティックで、アーバンな大人の感じが(何のことやら)好きでした。「丘の上のマンション」は何故かテレビ・ドラマ「さよなら・今日は」(1974年・石橋冠演出)とダブって憶えています。ホントこの人の書く曲はみんな大人の色気があっていいです。(「ラブ・ホテル」なんて歌もあります。)



P.S. 雷鳴が聴こえ、雹が降り出しました。
by costellotone | 2007-05-15 11:58 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
<< 老人に関する3冊 あひるの学校-32 >>