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スザンネ・ビア監督 『しあわせな孤独』 2002年 デンマーク ソニア・リクター マッツ・ミケルセン ニコライ・リー・コス パプリカ・スティーン とても精緻に演出された、と言うよりも病的に神経質に演出された作品。中抜きを重ねたりわざと繋がらない異質なトーンの画を挿入したりして極度の意識の集中を強制する。全てのカットが「これを見ろ」とでも言っているかのよう。精神的に逃げているカットがひとつもない。最後になってやっと気が抜けるエンド・タイトルも楽しかった。 みんなが過去を抱きしめることが出来る幸せを感じられる映画は稀有だ。 ひとつだけ難癖をつけるとしたらアングンの歌の位置づけだろうか。もちろん彼女が歌う歌にではなく、歌が挿入される場所でもなく、この作品にとっての歌の立脚点が明確でない気がする。 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアー監督 が提唱する映画運動「ドグマ95」に沿った作品である。
by costellotone
| 2008-03-26 11:36
| 映画
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