ラジオを聴かないひとにとってはその楽しみが想像つかないと思いますが、小さい頃から「ラジオドラマ」が好きでよく聴いていました。 最近は少なくなってしまいましたが、それでもTBSやNHKや地方局では地道に製作されています。 普段はTOKYO-FMをつけっぱなしにしているのですが、この局でも週に3本のラジオドラマを放送しています。 ① 月~金曜日の朝8時から放送している『SUZUKI Inside Story』 毎回約5分のドラマですが主人公役の女優坂井真紀のキャラクター設定が抜群。ちょっと年季が入ってしまった女性営業部員が後輩の男の子を教育するストーリー。強気の生き方とぼやきが混じってエスプリが効いている。 ② 今年4月から始まった、月~金曜日の夕方5時半から20分間放送の『ラジオ劇団 小さな奇跡』 毎月客演をひとりずつ迎えて毎日1話完結のストーリーを放送している。テーマは「ウソのようなホントの話」「ホントにあった小さな出来事」。 阿部サダヲ、酒井若菜、劇団ひとりなど個性的なゲストを選んでいるが、(実は役者として見たことはないのだが)栗山千明が意外とおもしろかった。 ③ 日曜日の夕方5時からの1時間番組『NISSAN あ、安部礼司~beyond the average~』 中堅企業に勤める30代のフツーのサラリーマンが主人公。名前はアベレージ(average=平均)から。つい最近結婚して男の子が産まれた。テレビドラマ化されたが観なかった。 5分から1時間近くまで様々だが3本ともとてもよく出来ています。 テレビと違って見えない分視聴者の想像力を的確に掴むことが必須であるから言葉の選び方やシナリオ構成が簡素に計算されている。 結局ラジオドラマは「お茶の間」や仕事場に入り込まなくてはならないので軽くてちょっとした「心温まる話」にならざるを得ないのだが、そんな中にも世情や政治に対する批判精神を感じられなければラジオから耳を離されてしまいます。 掃いて捨てるほどあるテレビドラマやそのへんの映画よりもおもしろいからもっとラジオドラマをみんなが聴くようになればいいと思う反面、少数派の楽しみのままとっておきたい気もする。 P.S.1 ラジオドラマと言うと多くのひとはすぐに三谷幸喜監督『ラヂオの時間』を思い浮かべてしまうかも知れない。あれは単に舞台劇を映像化しただけの映画でしかありません。 P.S.2 8年ぐらい前にTBS『講談社 ラジオブックス』で放送した大崎善生『聖の青春』は感動しました。当然翌日本屋さんで原作本を買って読みました。 P.S.3 聴いたことはないけれども最近の一番有名なラジオドラマはABCラジオ(朝日放送)の『京極夏彦ラジオドラマ 百器徒然袋』らしい。 P.S.4 ポッドキャスティングで捜せばいろいろな番組が聴けるようです。
by costellotone
| 2008-10-18 09:33
| 日記
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