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How Many Roads Must A Man Walk Down

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a0091515_3224898.jpg若松孝二監督 『われに撃つ用意あり READY TO SHOOT』 1990 松竹
原田芳雄 桃井かおり ルー・シュウリン 松田ケイジ 山口美也子 石橋蓮司 蟹江敬三


こちらは『寝盗られ宗介』とは逆にほとんどのショットを覚えていなくて驚いた。ある意味編集点は何処でもよかったと言う作りの映画だったのだろう。きっちりとした繋がりよりも乱暴な方が作品のトーンに合っていた。
懐かしいと感じたのは役者さんたちの顔ぶれだ。小倉一郎、斉藤洋介、西岡徳馬、佐野史郎、室田日出男、山谷初男、外波山文明、麿赤児、吉澤健、又野誠治、下元史朗。他にもいっぱい。
原田芳雄さんが出演した若松監督の映画は6本だが、うち僕が5本編集した。
学生に『寝盗られ宗介』といっしょに観せようと思っていたがDVDになっていなかった。

by costellotone | 2011-09-19 03:29 | 映画 | Trackback | Comments(0)

リンゴの花びらが風に散ったよな

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a0091515_314441.jpg若松孝二監督 『寝盗られ宗介』 1992 松竹
原田芳雄 藤谷美和子 久我陽子 筧利夫 佐野史郎 吉行和子 岡本信人


昨日池袋「新文芸坐」の「日本映画アウトロー ぶっ飛ばせ 追悼・原田芳雄」と言う特集で僕が編集をした若松監督の2本立てがあったので観に行く。若松監督に挨拶をするのが目的で行ったのだが。
久しぶりにこの作品を観て驚いたのはほとんどのショットを覚えていたことだ。編集点もかなり覚えていた。これはひとえに撮影の鈴木達夫さんのせいだ。編集室に達夫さんが来て僕の後ろから「そこで切るの?」「そっちを使うの?」と脅かされた。達夫さんは僕らの世代では憧れのカメラマンだったのでかなりのプレッシャーだった。もちろん本当に楽しい時間だった。(何故か女優の藤谷美和子も編集室に来ていて、こちらも編集し難かった)
原作・脚本つかこうへい、音楽宇崎竜童、ポスター和田誠。

P.S インするまえに監督から呼び出されて新宿の「栄寿司」でつかこうへいさんに会ったのも覚えている。
P.S. もうひとつ。女優の室井滋も劇団員の役で出演していたが何故か撮影途中で降板した。
by costellotone | 2011-09-19 03:20 | 映画 | Trackback | Comments(0)

I Love You, I'm Going To Blow Up Your School

池袋の「新文芸坐」へ若松孝二監督『寝盗られ宗介』と『われに撃つ用意あり READY TO SHOOT』を観に行く。
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若松監督と阪本順治監督のトークショーがあったのでおふたりにご挨拶する。
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若松さんがひとりでしゃべってた。
by costellotone | 2011-09-18 16:51 | 日記 | Trackback | Comments(0)

今日の料理 ポーク・ソテー、りんごのソース

ポーク・ソテー、りんごのソース

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① りんご1個と玉ねぎ1/2個をすりおろし、にんにくとしょうが各大1分もすりおろす。
② ①を小さな鍋に入れ火にかける。
③ 赤ワイン50㏄、醤油大1、みりん大1を加え5分ほど煮詰め、最後にレモン汁少々も加えて火を止める。
④ ソテー用の豚ロース4枚は筋を切り、包丁を立て数か所刺す。
⑤ ④に塩こしょうをし、小麦粉を薄くまぶす。
⑥ フライパンに油をひき余分な粉を落とした⑤を焼き目が出来るくらいまで焼く。
⑦ 皿に盛り、③をのせる。

※ 白ワインでも。
※ 今日は「チーズのミルフィーユ焼き」も作った。これはTV『ウチゴハン』のレシピ。 「過去レシピ」の2011.08.07 O.A #203です。
※ 細いアスパラガスをさっと茹でただけのものをあしらった。
by costellotone | 2011-09-18 01:52 | 料理 | Trackback | Comments(0)

全ての映画は既に撮られてしまっており、自分たちが為し得るのは過去の映画の引用と反復でしかない。

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a0091515_5231141.jpg黒沢清監督 『トウキョウソナタ』 2008
香川照之 小泉今日子 小柳友 井之脇海 井川遥 津田寛治 役所広司


僕が編集していた頃の黒沢清の作品は、違和感と言う蜻蛉の羽のように透明で薄い膜で覆われた空洞があって、その膜は今にも剥がれそうだった。僕の仕事はその膜をぶるぶると震わせることだった。それ以降の彼の作品は膜が固くなってしまい中の空洞も自由さを奪われて老化して行ったようだ。しかし今回観たこの映画は再び膜が活性化して、より薄く小刻みに震えている。そして肝心なのは中の空洞が単なる空間ではなく生きる人間が動き廻る社会と言うものに変容していた。
危惧するのは、先日観た青山真治監督『東京公園』の印象と同じなのだが、社会と言うのは意味のあることなのでとかく物語が見えてしまう。これははたして両監督にとっていいことなのだろうか。僕はつまらない気がするのだ。魂の再生なんてものに関わらない方がいい。両監督の映画は見えてしまわない気配だけの方が魅力的かと。

by costellotone | 2011-09-17 05:25 | 映画 | Trackback | Comments(0)

On The Corner

と言う訳で「編集シート」の冒頭だけExcelに書き出してみる。
見た目はやはりInDesignの方が綺麗だが、編集の授業で使うにはこちらの方がいいだろう。
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画像込みの行が(つまりショットが)移動、並べ替え出来るのが便利だ。
これで「特定の文字列を含んだ行だけ削除して上に詰める」と言うマクロを使えば、
例えばチェックしたショットとか登場人物だけをオミットしてみる、と言うことが出来る。

今度はマクロの勉強をしなければ。やっとInDesignを使えるようになったのに。
楽しいけどね。
by costellotone | 2011-09-16 08:28 | 日記 | Trackback | Comments(0)

Off The Ball

山本組『カミハテ商店』の編集シート作りが終わった。
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同じ作業を学生たちにさせる場合InDesign を使えないのでExcelですることになる。
ところが僕がExcelが不慣れなので解らないことが多い。またやることが増えてしまった。
が、とりあえずセル内に画像のサイズを当てはめる方法と、埋め込む方法は解明した。これで画像付きでソートは出来るようになった。つまり香盤表の入れ換えは出来る。
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中断していたドノソ『夜のみだらな鳥』を読み出す。
by costellotone | 2011-09-15 16:18 | 日記 | Trackback | Comments(0)

The Way You Look Tonight

このところチェコの映画監督ヤン・シュヴァンクマイエルの作品が至る所で上映されるようになったのでいろいろ調べていたら、何故かこのチェコ製のポンコツ・ロボット・ゲーム『Machinarium(マシナリウム)』に辿り着いた。
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ゲームのことはほとんど知らないのだがこれはかなり有名らしく先日iPad2版もリリースされたらしい。
とりあえずサイトでデモ版を試してみるとなるほどデザインや動きがおもしろい。
この映画監督の作品とこのゲームは共通する独特の雰囲気があり、何処か「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」にも似ているしジブリ・ライクな処もある。
音楽もいい。

お暇ならデモ版をどうぞ。
Machinarium
かなり安い(200円ぐらい)と言うことも判ったがとりあえず壁紙だけもらっちゃった。
by costellotone | 2011-09-14 14:39 | 日記 | Trackback | Comments(2)

高慢ちきちきバンバン

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a0091515_344502.jpgジョー・ライト監督 『プライドと偏見』 2005 英
キーラ・ナイトレイ マシュー・マクファディン ロザムンド・パイク サイモン・ウッズ


話は退屈な英国製文芸作品だが遊び心のある計算された長廻しのカメラワークと主人公の高慢ちきなあごでもって楽しい映画の時間が過ごせた。ふたりのダンス・シーンのカメラも印象に残る。お金もかなりかかっている様子だしいろいろな処に細かな演出が見て取れる。アヒルとか。
目に入るだけで目立ってしまう父親役のドナルド・サザーランドはともかく、母親役のブレンダ・ブレシンはとてもチャーミングでこの映画のよいアクセントになっていた。それ以上の役割を果たしたのかも知れない。

by costellotone | 2011-09-14 03:48 | 映画 | Trackback | Comments(0)

白い猫を二匹出刃包丁で

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a0091515_733091.jpg今村昌平監督 『人間蒸発』 1967 ATG
早川佳江 露口茂


追跡されている蒸発した男は一向に見えて来ず、追跡している人間たちだけがくっきりと浮かび上がって来る。画面に映っているのは全て追跡している側だからある意味当然だろう。この構図をもって今村監督は映画の現実突破を図った。
虚々実々な証言から浮き彫りにされる映っている側の人間関係。やがて主人公の女は監督の分身であるインタビュアーの男優=露口茂を愛するようになる。これさえも虚虚実実。途中登場する「イタコ」も同じことかも知れない。どれもこれも何時もの今村監督の力技だ。
蒸発したのはひとりの男ではなくドキュメンタリーそのものにしたかったのかも知れない。それを探している映画の作り手の苦しい現状をまるごと描こうと言う意図なのだろう。
しかし大島渚監督『絞死刑』の見事な現実突破に比べれば無理のある作りだった。

by costellotone | 2011-09-13 07:35 | 映画 | Trackback | Comments(0)